第16章証拠に任せて

エミリーは、まだ何が起きているのかまるでわかっていなかった。

掲示板の投稿は、学内を山火事のように駆け巡っていた。

今の彼女は、小さなプログラムを作っては売ることに追われている。

しかも、情報工学科の学生たちはすでに、彼女の身元に関することを根こそぎ掘り起こしていた。

ボロボロの服を着た彼女が、ゴミ箱をあさっている昔の写真まで見つけ出している。

コメント欄には、かなりの数の書き込みが並んでいた。

[写真が二枚あるだけじゃ、真実の証明にはならない]

[エミリーって、なんだか気の毒。普段はこんなに攻撃的じゃないし、追い詰められなきゃここまで変わらないと思う。みんな、もう少し様子を見た...

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